がん認知行動療法研究会第4回セミナー

 

「あせらず、あわてず、あきらめず」


- 死の臨床に関わる為の臨床心理スキルトレーニング -




Sense of coherenceに基づく構成的集団認知行動療法

 

「あせらず」把握できること 
 「あわてず」処理できること 
「あきらめず」意味を持って行動すること 
 
これらは首尾一貫感覚として重要な概念です。 
 
死の臨床に関わる為の臨床心理スキルトレーニングでは、 臨床死生学で使用する心理演習を行います。
理論学習より、体験学習を主体とします。

 

 がん医療やターミナル・ケアに日々携わる医療者は、常に少しでも患者さんを良くしてあげたい、楽にしてあげたいと考えています。そのために、自分に何ができるか、何が必要なのか、どうすれば最も効果的なのか、日々試行錯誤を繰り返しています。そこでは、ただ「医療」では括りきれない人間観、死生観が必要になります。

 

 

 

 患者さんがどのような状況になろうとも、死を迎える場面でも、医療者は「首尾一貫感覚」をもって、患者さんに対峙する必要があるでしょう。そしてそれは決して「冷たさ」ではなく「暖かさ」あるいは「優しさ」であるべきです。では、どのようにしたらその「首尾一貫感覚」を取得できるのでしょうか?

 

 私たちはこれまでのセミナーを通して、医療者に望まれる死生観、スピリチュアリティについて考えてきました。今回は臨床心理士であり、日本ケア・カウンセリング協会代表の品川博二先生にお越しいただき、「対人援助のうちに自己を発見し得る」ケアリングを通して、医療者に必要な「首尾一貫感覚」を、品川先生が提唱されている「構成的集団認知行動療法」によって学んでいきたいと思います。

 

 さらに、今回、当研究会会長の保坂隆による、「グループ療法で何が起こるのか」に焦点を当てたレクチャーも行います。近年精神科では、集団精神療法の保険点数が認められるようになりましたが、がん患者さんのグループ療法も、患者さんのQOLによい効果をもたらし、さらにそれは専門的カウンセラーによる個人カウンセリングと同等の効果であるとも報告されています。精神科医・精神腫瘍医である保坂隆による20年間にわたるグループ療法に関する研究や臨床およびその変遷について語ります。

 

 今回のがん認知行動療法研究会、集団的認知行動療法とグループ療法、この2つのエンカウンターグループで何が起こるのでしょうか?

 

 

会長からのメッセージ

 人間の網膜は、解像度が高いデジカメみたいなものだ。だが、脳のどこかで分類され、どこかに貯蔵されるプロセスで、解像度が極端に落ちるか、欠損部分ができるようだ。どうやら、そのプロセスには,個人の認知が影響を与えているわけであるが、その背景には、個人の失敗体験や、寂しい思いや、不十分な自己効力感などがちりばめられている。 

 

 

  品川博二先生は、「優れた臨床のできる臨床心理士」だ。それに、「天才」だと僕は思っている。第三に、「素晴らしいマジシャン」でもある。何回か講演を聴かせていただいたが、いつも帰り道には、「また引っ掛かってしまった」と思ってしまう。 だから今回のプログラムは、最初からずっと瞬きしないで聴くつもりだ。 参加される皆様も、ぜひ!

 

 

 聖路加国際病院精神腫瘍科 保坂 隆

 

 

受講証明証を発行いたします

  今回のセミナーを1日すべて受講された方には、品川先生の所属される日本ケア・カウンセリング協会の受講証明書が発行されます。これは同協会の「ケア・カウンセラー」(特許庁登録)取得のための養成単位となります。

 

 

 

 

 

 

セミナー概要

題名:がん認知行動療法研究会(CCBT) 第4回セミナー

「あせらず、あわてず、あきらめず」
- 死の臨床に関わる為の臨床心理スキルトレーニング -
Sense of coherenceに基づく構成的集団認知行動療法

 

 

 

日時:2016年9月3日(土)10:00~16:00

 

講師:品川博二 臨床心理士、専門は、 ターミナル・ケアおよび生活習慣病における、認知行動療法とナラティブ・アプローチとしての「行動形成法」(認知と行動の集団変容法)の実践研究。

早稲田大学卒業後、東京教育大学(現、筑波大学)教育相談研究所にて臨床研修を終了。千葉県・磯ヶ谷病院心理室長を経て、2,000年内閣府認証・特定非営利活動法人日本ケア・カウンセリング協会を創立、同代表理事。これまでに東京学芸大学、目白大学大学院、千葉県医療技術大学校の講師を歴任、また横浜地裁の精神鑑定人も務めた。現在、札幌学院大学社会連携センター講師。サイコオンコロジー(精神腫瘍)学会・日本カウンセリング学会・日本行動療法学会所属。

 

 

保坂隆 がん認知行動療法研究会会長

聖路加国際病院リエゾンセンター長

 

場所:聖路加国際病院研修室 A (旧館5階)

   東京都中央区明石町9-1

 

参加資格:原則としてがん医療にかかわる医療従事者

     上記以外の方でも参加は可能です

     *患者様の参加はお控えくださいますようお願いいたします

 

定員:60名

 

参加費用:1名様 28,000円(税別)

     2名様以上の団体申込みで1名様24,000円(税別)

 

*サイモントン療法協会会員、サイモントン療法メルマガ購読者、ハートシェアリングネットワーク会員のかたは、1名様2,4000円でお申し込みいただけます。

 

お申込み締め切り:8月27日(土)

 

主催:がん認知行動療法研究会(CCBT) 株式会社経営科学出版内

担当:大口

〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3-13大阪国際ビルディング13F

TEL:06-6268-0853(電話受付時間 平日10:00-17:00)

FAX:06-6271-0026

E-MAIL: info@cancercbt.com

WEB: http://cancercbt.com/

 

共催:NPO法人ハートシェアリングネットワーク

 

内容に関するお問い合わせはこちら

NPO法人サイモントン療法協会 事務局

 TEL:050-3314-0003 (月~金曜日 10:00~17:00)土日祝休

 FAX:050-3730-1809

WEB: http://simontonjapan.com/

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